国際大学研究所は、以下の研究所を1997年4月1日に統合しました。

日米関係研究所 (Center for Japan-U.S. Relations)

日本外交の基軸である日米関係の研究機関として、1985年に設立されました。新しい「太平洋の時代」に即しながら、グローバルな視点から日米の相互関係について、総合的、学際的、さらに政策指向の研究を進めるとともに、大学院生の教育を重視した活動を行っていました。

中東研究所 (Institute for Middle Eastern Studies)

中東問題全般を総合的、学際的に研究する研究所として1985年5月に設立されました。中東関係の大学付置研究所としては日本で最初です。大学院での教育・研究と直結し、原典資料に基づく基礎研究を重視していました。特徴としては、中東科ないし中東関連問題を研究した修了生を研究員、準研究員として、修了後も研究活動を継続することにより知的、人的連帯を図るところにありました。

アジア発展研究所 (The Research Institute for Asian Development)

ジョージ・石山氏(石山コーポレーション社長)及び有志の方々の寄付金を基に設立された研究所です。「アジア各国の歴史的遺産と伝統的価値観を尊重しつつ、その経済的・社会的発展に寄与する学際的研究を行い、国内外の研究機関との交流を図りながら、その成果を具体的な形でフィードバックする」ことを基本理念としていました。

国際経営研究所 (International Management Research Institute)

グローバル・ビジネスを取り巻く複雑な国際感覚、それに対応する企業戦略の展開などに関する基礎的、応用的研究を学際的、未来指向的に実施していました。大学院生のプロフェッショナル教育に資するとともに創造的アプローチで全世界の研究諸機関、産業各界と交流を深め、高度の実学としての実証研究の発展に寄与しました。