2020年2月19日、JICAの招聘により来日したアフリカ地域13か国(南アフリカ、ニジェール、モザンビーク、ザンビア、マラウィ、コートジボワール、ナイジェリア、タンザニア、ブルキナファソ、セネガル、南スーダン、コンゴ民主、ルワンダ)より13名の政府関係者(局長、課長など)が国際大学(IUJ)を訪問しました。
今回の訪問は、アフリカ地域の政府の政策担当者に日本のODAやJICAの留学事業、またJICA開発大学院連携プログラムとそのパートナー大学の教育内容や留学生の受入体制などについて理解を深めてもらい、各国の開発に必要な人材育成のためにJICA留学生事業を戦略的に活用してもらうことを期待して行われたものです。
IUJでは、伊丹敬之学長から歓迎のあいさつと大学の概要説明が行われ、次いで国際関係学研究科ミョー・マウン・アウン研究科長及び国際経営学研究科リー・ウェンカイ研究科長から、各研究科の教育内容について説明が行われました。その後、IUJの留学生受入体制などについて、信田グレチェン 学生センター室長が説明を行い、全員による質疑応答が行われました。
<IUJ概要、特色を説明する伊丹学長>
昼食時には学内の研究所ラウンジにて、IUJのアフリカ地域からの留学生を交えた昼食懇談会が行われ、留学生、大学関係者との交流を深めました。
午後、一行はキャンパスを視察し、その後、国際関係学研究科加藤宏教授による日本のODA及びJICA留学事業による日本とアフリカの協力関係をテーマにしたレクチャーとディスカッションに参加しました。
加藤教授からは講義の最後に若手エリートの留学先として日本は重要な国であり、留学希望者には最適な留学先を選択してもらいたいと述べ、訪問団からは、IUJとアフリカの大学との活発な交流を望む声などが上がりました。
<加藤教授による講義>
IUJキャンパス訪問後、一行は地域の中核病院、スーパーなど、留学生の生活環境を視察し、滞在先である東京に戻りました。
IUJでは、今回のような各国政府の政策担当者に本学の教育内容、特色、留学生受入体制などを直接見ていただくことは大変重要な機会ととらえており、今後も積極的に留学生を受入れ、アフリカの人材育成に貢献していくことを目指しています。
学長戦略室