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NEWS&TOPICS一覧

2024/06/04
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ラジオNikkei(5月28日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:ASEANとインド ======== 解説した内容: 1. 今般、インドネシアの大学・シンクタンクなどを訪問しました。現在同国では、デジタル化が急速に進み、交通やショッピング様子が様変わりしています。 2. またASEAN全体では経済の一体化が進んでいますが、政治面では混乱が続くミャンマーと、中国が関係を強めています。 3. 隣に位置するインドが、貿易を自由化し、ASEANとのサプライチェーンの緊密化を進められるか、という点も将来に向けた課題です。 以上

2024/05/07
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ラジオNikkei(4月23日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:中国とインド、違いは何か ======== 解説した内容: 1.中国では、不動産などの投資だけでなく、将来に不安を持つ個人の消費が伸び悩んでいます。一方、インドは政治・経済共に安定し、個人消費は堅調です。 2.世界では、米国の個人消費が依然堅調で、市場では高金利・ドル高が続いています。 3.こうした中、中国市場は政府による株式への梃子入れによって実力より上振れる一方、インド市場は個人消費の伸びにより貿易赤字拡大への懸念が生じやすいことに留意が必要です。 以上

2024/01/29
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ラジオNikkei(1月23日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:新興国から見た世界の十大リスク ======== 解説した内容: – 政治アナリストのイアン・ブレマー氏は、今回「三つの戦争」を掲げました。 ロシアがウクライナに対し優勢に立っており、今後ウクライナが反撃に転じるか、あるいは休戦を視野に置き始めるか、注目されます。 – イスラエルハマスの戦争がイランを巻き込み地域で拡大した場合、原油価格に上昇圧力がかかり、債務を抱える中小の新興国に悪影響を与えるでしょう。 – 米国でトランプ政権が誕生し、米中関係が一段と緊張した場合でも、中国では経済が一段と悪化するため、より柔軟な対外姿勢を取らざるを得なく なると考えます。 以上

2024/01/10
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ラジオNikkei(12月26日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:2024年、世界と新興国の経済と市場 ======== 解説した内容: -「選挙の年」と呼ばれる2024年には、米国をはじめ主要国の国内向け支出に重点が置かれ、ウクライナなど紛争地域への支援に影響を与えることになります。 - 一方、世界経済は減速し、特に中国経済の先行きが一層深刻化し、他の新興国経済への悪影響を強めることが懸念されます。 - 以上のように考えると、世界の金融市場では長期金利の動向が注目されます。財政支出増が金利上昇圧力につながれば、経済の原則に拍車をかけ悪循環が生じ るためです。 以上

2023/11/27
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ラジオNikkei(11月21日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:中東情勢と先進国の財政懸念 ======== 解説した内容: 1.イスラエルとガザの戦争は続いているが、一旦休止の兆しも見えてきました。その背景には、イスラエルはロシアと異なり相手に対し圧倒的な戦力を持つものの、ガザの被害状況拡大が伝えられると国際的な批判が高まる一方、イスラエル国内の政権批判も無視できないためです。 2.世界経済への影響としては、これまで下落傾向にあった原油価格が反転上昇に転じています。この背景には、戦争開始時、一旦減産を手控えた産油国が、その後原油価格の下落が続いたため、再び減産の検討を始めたことにあります。 3.これまでの局面では、原油価格の推移がインフレ要因として、欧米先進国の金融政策に与える影響が注目されてきました。一方、今後、原油価格が反転上昇に転じた場合には、主要先進国の長期金利への上昇圧力が高まり、主要国の財政動向に与える影響が焦点になるでしょう。11月中旬、米中、日中の首脳会談が相次いで行われた背景には、これら三カ国が全て各々の事情により財政動向への懸念が高まっている、という事情があります。 以上

2023/10/30
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ラジオNikkei(10月24日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:中東情勢と国際経済・金融市場 ======== 解説した内容: 1.イスラエルのガザ地上侵攻後、中東情勢は一層不透明化。 2.米国がイスラエルを支持する一方、中東産油国と関係を維持する日本は微妙な立場に。 3.原油価格の上昇圧力が強まるなか、利上げ休止の機会を探る欧・米の金融政策を注視。   以上

2023/09/29
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ラジオNikkei(7月25日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:中国とインド、新興国市場の展望 ======== 解説した内容: -中国経済は、米中対立などの対外関係より、国内で先行きに悲観的となった個人消費の下振れが構造的な問題。 -一方、インド経済は、個人消費意欲が高く同国経済を支えるが、この点が対外収支の悪化につながりやすい面も。 -しかし今後、米国経済が頭打ちとなりFRBによる金利据え置き期待が高まれば、中国経済にはドル安・人民元高によりマイナス、インド経済には対内資金フローの増加によりプラスの効果を期待。   以上

2023/08/21
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ラジオNikkei(8月15日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:戦後のアジアと日本企業 ======== 「東南アジアの国々とは、戦後経済関係で摩擦が生じましたが、1977年の福田ドクトリンにより関係が大幅に好転し、その後、電気電子、自動車など日系企業の投資が続く土台となりました。 東アジアでは、台湾との歴史的な関係が、現在、半導体分野などの協力につながっています。 今後は韓国・中国との間で、互いに将来に目を向ける方向に転換できるかどうか、経済・ビジネスの観点からも注目されます。」

2023/07/31
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ラジオNikkei(7月25日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:ウクライナと中東情勢 ======== ロシアと中国の協力関係が維持される中、グローバルサウスと呼ばれる国々に対する、日本を含む先進国の関係強化の動きが強まっていることについて解説しました。 「ロシアに対するウクライナの攻勢は変わらず、欧米はロシアを過度に刺激することを危惧し、NATO等の場でやや慎重な姿勢を見せています。 サウジなど中東の産油国が政治体制のあり方にこだわらない中国との関係を強化する中、日本は産業多角化支援を通じ、これらの国との関係強化を目指しています。 同じく中東のトルコは、食料輸出などで欧米とロシアの仲介などを試み存在感を高める一方、新中銀総裁就任後も高インフレが続いており、経済運営が懸念されます。」

2023/07/04
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ラジオNikkei(6月27日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーに出演しました。 ======== テーマ:ウクライナ情勢と新興国 ======== 「-ロシアが国内の内乱を未然に防止できず、その後、敢えて厳しい姿勢を示したことは、 プーチン氏の現体制が一段と厳しくなっていることを示しています。 -これまでロシアに協力的だった中国とインドが、今後どのような姿勢を取るかが注目されます。 -特に、ロシアに軍事面で依存してきたインドに対し、 アメリカが一歩踏み込んだ軍事協力を明らかにしたことが特筆されます。」

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